12年熟成ウイスキーのブラインドテスト、シングルモルトとブレンデッドの順位が一致
ウイスキーコミュニティでは、しばしば「ブレンデッドウイスキーは美味しくない」あるいは「質の悪いウイスキーだ」という意見が出ることがあります。ブレンデッドウイスキーは連続式蒸留器を使用する場合が多く、単価が安価であるという特徴がありますが、これが必ずしも味の優劣に直結するわけではありません。YouTubeチャンネル「酒類学概論 - 面白い酒のビハインドストーリー」の動画(2026年9月9日公開)によると、出演者たちは12年熟成のシングルモルト3種とブレンデッド3種を対象にブラインドテストを行い、その違いを確認しました。
12年熟成ウイスキー6種のブラインド試飲結果
出演者たちは、色で区別された6つのグラスに注がれたウイスキーを、香りや味で判別するブラインドテストを行いました。12年熟成製品の共通点として、試飲の過程でアルコールの刺激が感じられる点が言及されました。動画内の出演者たちは「12年熟成ではアルコールの比重が低いものは珍しい」と共通の特徴を指摘しました。各グラスの具体的な特徴は以下の通りです。
青色のグラスは、リンゴ、果物、花、草の香りが調和した特徴を示しましたが、アルコールの香りが強かったです。緑色のグラスは果物と蜂蜜、草の香りが感じられ、黒色のグラスはスモーキーな風味とともにドライフルーツの味が現れました。透明色のグラスは香ばしい味が特徴であり、金色のグラスは甘みと香ばしさが感じられました。赤色のグラスは、新聞紙や屋根裏部屋、地下室のような匂いがするという意見がありました。特に赤色のグラスの場合、「湿った納屋に干し草が加わったような感じ」という具体的な描写が続きました。
シングルモルトとブレンデッドの順位と正体の確認
試飲後、出演者たちはブレンデッドウイスキーとシングルモルトウイスキーを区別し、それぞれの味の順位を付けました。驚いたことに、二人の出演者の順位が完全に一致するという結果が出ました。6年ぶりに初めて、二人の出演者の順位が全区間で一致するという異例の事態が発生しました。最終順位は、1位 金色、2位 緑色、3位 青色、4位 黒色、5位 透明色、6位 赤色の順に集計されました。その後、正体を確認した結果は以下の通りです。
- 金色 (1位): マッカラン (シングルモルト)
- 緑色 (2位): グレングラント (シングルモルト)
- 青色 (3位): シバスリーガル (ブレンデッド)
- 黒色 (4位): ジョニウォーカー ブラック (ブレンデッド)
- 透明色 (5位): アベルアワー (シングルモルト)
- 赤色 (6位): オールパー (ブレンデッド)
正体確認の過程で、出演者たちはマッカラン(金色)やジョニウォーカー ブラック(黒色)などを当て、高い的中率を示しました。テストの結果、1位から3位まではシングルモルトとブレンデッドが混ざっており、12年熟成クラスではシングルモルトとブレンデッドの味の違いは非常に明確ではないという結論に達しました。
ブラインドテストを通じて得られた結論
今回のテストを通じて、出演者たちは「12年熟成クラスではブレンデッドとシングルモルトの差はそれほど大きくない」という点を確認しました。シングルモルトが必ずしも上位を独占するわけではなく、ウイスキーの味は個人の好みによって変わり得ることを示しました。出演者たちは、香りと味の特徴を捉えることが容易ではなかったと言及し、「美味しいならシングルモルトなのだろうか、と考えてしまう根底がある」と付け加えました。
また、今回の実験は12年熟成製品を対象に行われたため、今後は高熟成ウイスキーを対象に、スモーキーな風味を除いた比較テストを行うことを提案して締めくくられました。出演者たちは、ウイスキーを多く所有しているなら、知人と一緒にこのようなブラインドテストを楽しんでみるのも良い方法だと伝えました。
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