ナマケモノの変わった排泄習慣が環境に及ぼす影響
ナマケモノが排泄時に木を下りる習慣は、毛にすむガの繁殖や藻類の生態系に関係する可能性があるが、仮説は未立証だ。
[ファムタイムス、イ・ギョンハン記者]ナマケモノは中南米の樹上に生息し、ゆっくりと動く哺乳類だ。ナマケモノは、足の指が2本あるフタユビナマケモノ科(ただし手の指は3本ある)と、足の指が3本あるミユビナマケモノ科に分けられる。
生物学者たちは、この哺乳類の変わった排泄習慣に困惑してきた。ナマケモノは樹上で暮らしているが、排泄するときには木を下りる。ある専門家は、この奇妙な現象を説明する答えを得た。
米ウィスコンシン大学の助教授ジョナサン・パウリは、デイビッド・アッテンボローが撮影したドキュメンタリーをYouTubeで見て、ナマケモノの変わった排泄習慣に関心を持った。
ドキュメンタリーによると、ナマケモノの毛は藻類(コケ)のすみかだという。藻類の小さな生態系はナマケモノの毛の中でカモフラージュされており、ナマケモノ1匹につき120種の藻類が生息しているという。
パウリはミユビナマケモノを研究する中で、ガがナマケモノの毛の中に生息し、ナマケモノの排泄物に卵を産んだ後、再び毛の中へ戻るという過程を繰り返していることを突き止めた。
つまり、ナマケモノの排泄習慣はガの繁殖を促し、その生活環を長くする。ガはナマケモノの毛に存在する藻類の生態系を豊かにする。
ガがナマケモノの毛の中で死ぬと、藻類の肥料になり、カモフラージュの手段にもなる。また、ナマケモノ同士が互いの毛をなめる際には、ナマケモノの餌になることもある。
こうした興味深い研究結果にもかかわらず、パウリの説はまだ立証されていない。しかし、動物がどのように相互作用し、環境の自然な循環に寄与しているのかについて、非常に興味深い見通しを示した。
イ・ギョンハン記者 fam1@pcss.co.kr
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