一部の猛禽類、狩りのために山火事を起こすことも
トビなど一部の猛禽類は、燃える枝で火を広げ、逃げ出す小動物や昆虫を捕食する可能性があると報告されている。
▲ 出典=トビ/ウィキメディア・コモンズ山火事は、森林とその地域に生息するさまざまな野生動物にとって、非常に致命的な出来事だ。しかし、このような災害が一部の種、とりわけ「火災略奪者」として知られる特定の鳥類にとっては、非常に有利に働くことが明らかになった。
LiveScienceは、この捕食者が「火を利用して逃げる小動物を捕食したり、炎の犠牲となった生物の死骸を食べ尽くしたりする」と伝えた。
トビ(Black kite)、フエフキトビ(Whistling kite)、チャイロハヤブサ(Brown falcon)などの猛禽類は、火を利用して狩りをする。これらの猛禽類は、火災発生地域の近くで待ち伏せしたり、木の枝などを使って火を起こし、小型哺乳類や昆虫をおびき出して捕食したりすることで知られている。
最近の研究で科学者らは、オーストラリア先住民や一般市民が、山火事を起こした犯人を直接目撃したと報告した。あるオーストラリア先住民は、「一羽のタカが爪で木の枝をつかみ、約半マイル離れた乾燥した野原に落とすのを見た。仲間の鳥たちとともに、げっ歯類や爬虫類の群れが逃げ出すのを待っていた」と証言した。
鳥類のこうした行動は、ジャーナリストだったダグラス・ロックウッドが著した1962年の自伝に初めて記録された。
別の事例では、オーストラリア先住民が「チャイロハヤブサが『火の付いた木の枝』を小川のそばの、まだ火が広がっていない場所に落として延焼させた」と語った。
科学者らは、「より多くの獲物を追い出すために」意図的に火を放つ猛禽類についての複数の報告に言及した。この研究は『Journal of Ethnobiology』のオンライン版2017年12月号で発表された。
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