絶滅危機のアジアオオスッポン、カンボジアのメコン川流域で発見
絶滅危機にあるアジアオオスッポンの巣がカンボジアのメコン川流域で確認された。体長は1.8メートルに達する。
▲ 出典=シャッターストック絶滅危機のアジアオオスッポン、カンボジアのメコン川流域で発見
ニューヨークに本部を置く野生生物保護協会(Wildlife Conservation Society、WCS)は、カンボジア北東部のクラチエ(Kratie)とストゥントレン(Stung Treng)地域を流れるメコン川(Mekong River)の砂州で、アジアオオスッポン(学名:Pelochelys cantorii)の巣が発見されたと報じた。
アジアオオスッポンは、国際自然保護連合(International Union of Conservation of Nature、IUCN)によって「絶滅の危機に瀕している」と報告されており、今回発見された場所は、カンボジア国内に残るほぼ唯一の営巣地とみられている。
この巨大なカメは体長が1.8メートルに達し、世界最大の淡水ガメとしても知られている。
アジアオオスッポンはカンボジアのほか、中国、バングラデシュ、フィリピン、インドでも確認されている種だ。
今回のカメの巣は、WCSや地域社会だけでなく、カンボジア当局によっても確認され、今冬に入って初めて観察された事例だという。この巨大なカメは、2007年にメコン川で再発見されるまで、カンボジアではすでに絶滅したと考えられていた。再発見直後、当局は378カ所の巣を保護し、約8,528匹の子ガメを自然の生息地に放した。
一方、世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)は、両生類11種、魚類2種、爬虫類11種、植物88種、哺乳類3種など、約115種の新種の動植物がメコン川流域で活動する科学者らによって発見されたと報じた。
新種の発見は、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムによる共同研究で実現した。
コメント 0