市民科学者ら、マレーシアで6種の新種昆虫を発見
マレーシア・サバ州の熱帯雨林で、市民科学者チームがウィンクラー抽出法を用いて6種の新種昆虫を発見した。
▲ 出典=カメノコハムシ/Flickrマレーシア・サバ(Sabah)州ラハダトゥ(Lahad Datu)近郊のダナム・バレー(Danum Valley)で、6種の新種昆虫が「市民科学者チーム」によって発見された。ここは「生物多様性の宝庫」としても知られる、マレーシアを代表する熱帯雨林地域だ。
今回の発見は、「新たな生物を見つけて命名する」野外探査プログラムを運営する「タクソン・エクスペディション(Taxon Expedition)」の主導で実現した。同団体は「あなたもダーウィンになれる」というスローガンで広く知られている。
新たに発見された種には、「Clavicornaltica sabahensis」「Dermatohomoeus maliauensis」「Colensia chungi」という学名を持つ甲虫が含まれる。市民科学者らは「ウィンクラー抽出法(Winkler extraction method)」を用い、熱帯雨林の地面から落ち葉を集めた後、ふるいにかけて昆虫を採集した。一行は探検隊長のメノ・シルトハイゼン教授の指導の下、現地の研究室で標本を調べ、写真撮影や昆虫の遺伝子採取を行って学会資料を準備した。また、新たに発見した昆虫に「名前」を付けた。
タクソン・エクスペディションの探査責任者で生物学者のイバ・ヌンジュ博士は、「市民科学者の努力によって、これまで知られていなかった種の発見を加速できる」と述べた。科学者らは、未発見の動植物種が80%に達すると主張している。
ヌンジュ博士は「新種の生物を発見するために、必ずしも熟練した分類学者である必要はない」と語り、「未発見の多様な動植物が集中する地域が、環境破壊による危険にさらされている」と指摘した。
発見された標本はマレーシア・サバ大学の昆虫博物館に収蔵され、詳細はオンラインジャーナルで発表された。
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