托卵鳥、生息地を南カリフォルニアへ移す
アフリカ原産の托卵鳥テンニンチョウが南カリフォルニアへ進出し、托卵に不慣れな在来鳥への生態的影響が懸念されている。
[ファムタイムズ、パク・ジュヘ記者]もともとサハラ砂漠以南から南アフリカ共和国にかけて生息していた寄生鳥(托卵する鳥)が生息地を南カリフォルニアへ移し、生態学者らが懸念を示している。
尾の中央の羽が長く突き出たテンニンチョウは、ほかの鳥の巣に卵を産む。これは、卵からかえったひなが成長期にほかの鳥に依存して育つ鳥を指す。
テンニンチョウは交尾後、ほかの鳥の巣に卵を産み、その後は二度とひなのもとへ戻らない。
卵がふ化すると、テンニンチョウのひなは巣の本来の主のひなたちと餌をめぐって競争を始め、時間がたつほど巣の主である鳥に大きな被害を与える。
テンニンチョウは本来の生息地域で、20種の異なる鳥の巣に卵を産むことが知られている。
テンニンチョウが寄生先として選ぶ鳥のうち、多くの種類は自分とは異なる種のひなを見分ける方法を身につけている。また、別種のひなに与える餌を減らし、自分が産んだひなの生存率を高める方法も身につけている。
しかし、ほかの地域でこのように托卵するテンニンチョウに遭遇したことのない鳥は、その種自体の生存が脅かされる可能性もある。
コウウチョウは托卵のため、最大200種もの鳥に寄生する米国原産の鳥である。一部の生態学者は、このコウウチョウが、米国中北部に生息し絶滅危惧種に分類されている希少種カートランドアメリカムシクイの個体数減少の原因だと考えている。
しかし科学者らは、テンニンチョウの生息域が米国へ拡大しても、この鳥は米国原産ではないため、生息域の拡大範囲は広くないと予想している。
ほかの寄生生物と同様に、テンニンチョウがほかの鳥に寄生するには、適切な気候と適切な宿主が必要だ。
パク・ジュヘ記者 fam1@pcss.co.kr
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