犬の嗅覚で絶滅危惧種のトカゲを追跡
犬の嗅覚で絶滅危惧種のトカゲのふんを追跡。低木の撤去や温暖化が生息と体温調節を脅かし、保全には低木の維持が重要とされた。
[ファムタイムズ Jennylyn Gianan記者]科学者らは最近、絶滅危惧種に分類され、発見が難しい平たい鼻を持つトカゲの一種を追跡する新たな方法を見いだした。犬の嗅覚を利用して、トカゲのふんを探すというものだ。
カナダ・トロントのヨーク大学の研究チームは2014年、犬を研究パートナーとして活用し、米カリフォルニア州の特定地域にのみ生息するこのトカゲが、暑さを避けるため低木の下で暮らしていることを突き止めた。
研究チームは犬の嗅覚を使ってトカゲのふんを追跡した。トカゲは天敵から逃れるため、低木の間に身を隠す。げっ歯類が掘った穴や低木の下に隠れて暮らしている。
ヨーク大学の博士課程学生、アレックス・フィラゾラ氏は「これは、多くの動物が単に餌を得るだけでなく、生き延びるためにいかに植物に依存しているかを示す結果だ」と述べた。
さらに、「気候が温暖化するにつれ、トカゲは暑さの中で体温を調節することが難しくなるため、今回の発見はカリフォルニアだけでなく、世界各地でトカゲを保全するうえでも役立つ可能性がある」と話した。
近年、このトカゲが生息していた低地では、多くの低木が撤去され、太陽光パネルが設置された。
フィラゾラ氏は学術誌『基礎・応用生態学』に最新の研究結果を発表し、こうした傾向がトカゲの生態に及ぼす悪影響について警告した。
フィラゾラ氏は「カリフォルニアマオウ(Ephedra californica)などの低木を植えることは、砂漠のようなストレスが多く乾燥した生態系で、絶滅の危機にある種を管理・保全するうえで極めて重要だ。しかし、太陽光パネルを設置するためにこうした低木を撤去し続ければ、動物たちが危険にさらされる可能性がある」と主張した。
カリフォルニア州のサンホアキン・バレーには、かつて平たい鼻を持つトカゲが数多く生息していたが、人間の活動によってその行動範囲は約85%縮小した。この地域で干ばつが広がれば、トカゲは絶滅する可能性もある。
Jennylyn Gianan fam1@pcss.co.kr
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