メキシコマシコ、巣材にたばこの吸い殻を活用
メキシコマシコはダニなどの寄生虫を減らすため巣に吸い殻を使うが、ニコチンによってひなの染色体異常が増える可能性がある。
[ファムタイムズ パク・ジュヘ記者]何の役にも立たないと思われがちなたばこの吸い殻を、巣作りの材料として活用する鳥がいることが明らかになった。
研究チームによると、メキシコシティに生息する鳥のメキシコマシコは、吸い殻の毒素がひなに及ぼす悪影響にもかかわらず、巣にいるダニを追い払うため、吸い殻を使って巣を作るという。
メキシコ国立自治大学の研究チームは、2012年に行われた研究結果を裏付けるため、メキシコマシコが吸い殻のセルロース繊維を断熱材として使っているのか、それとも健康上の理由から使っているのかを最近調査した。
研究チームは「鳥が吸い殻からセルロース繊維を取り出す理由として考えられることの一つは、吸い殻のセルロース繊維が羽毛に似ているからかもしれない」と説明した。
研究者らは自分たちの仮説を検証するため、さまざまな巣に多数のダニを生きた状態または死んだ状態で入れた。また、ひながかえった巣では、たばこの吸い殻をフェルトに置き換えた。
観察の結果、鳥たちが捨てられた吸い殻を利用してダニやほかの寄生虫を駆除していることが明らかになった。生きたダニを入れた巣の鳥は、吸い殻を40%も多く利用したためだ。
たばこ由来のニコチンにダニを遠ざける有益な効果があるかどうかは明らかになっていない。しかし、このニコチンはひなに深刻な悪影響を及ぼす可能性がある。同じ研究チームが2014年に行った研究によると、ニコチンをより多く含む巣で育ったひなには、より多くの染色体異常が生じた。
一方、巣の寄生虫が減ると、より多くのひなが無事にふ化し、免疫系も健全になった。そのため、鳥たちは短期的な利益を得るため、今後も吸い殻を使い続けるとみられる。染色体異常は、ひなが成長して巣立った後、繁殖するまでは何の問題にもならないためだ。
研究チームは、たばこの吸い殻が鳥類に及ぼす長期的な影響を明らかにするには、さらなる研究が必要だと主張した。
パク・ジュヘ記者 fam1@pcss.co.kr
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