柔らかな毛の持ち主「アルパカ」、その特徴と習性
柔らかな毛で知られるアルパカの2品種、体格、食性、社交性、唾を吐く理由、共同の排泄場所を使う習性を紹介。
アルパカは草食動物で、主に草や木、樹皮などの植物を食べる。アルパカ(Alpaca)は独特の柔らかな羊毛で人気が高く、家畜やペットとして飼育されることもある。
同じ鯨偶蹄目ラクダ科のラマ(Llama)とも外見が似ている。ラマは、アンデス山脈に生息する反芻動物のビクーニャ(vicuna)とグアナコ(guanaco)が家畜化されたもので、野生には存在しない。
アルパカのブリーダー、フィル・スウィッツァー(Phil Switzer)によると、アルパカはワカイヤ(Huacaya)とスリ(Suri)の2品種に分類される。このうち、ワカイヤのほうが一般的に見られる。両品種の唯一の違いは毛の質感と長さで、スリは柔らかく、複数の房状に撚り合わさった毛をしている一方、ワカイヤはより短く縮れている。毛色も多彩で、茶色や白など実に22色ある。
平均的な肩高は約90cmで、最大210cmまで成長することもある。体重は約63kg。気候への適応力にも優れ、米国をはじめ、オーストラリア、ニュージーランド、オランダに生息している。
また、非常に社交的な動物で、適切に訓練すれば、おとなしく好奇心旺盛な性格から素晴らしいペットになり得る。アルパカが発するハミングのような声も、最も心安らぐ音の一つとされるほどだ。
しかし、苦痛を感じたり脅かされたりしていると思うと、相手に唾を吐く習性がある。アルパカ同士で唾を吐き合うこともあり、その場合は餌や優位な地位をめぐる争いが理由だ。さらに、争う際には叫び声を上げる傾向もある。一方で、独自の規律を作って守る動物でもある。特に、あちこちで排泄するほかの動物とは異なり、共同の排泄場所を使うという。雌に至っては一列に並び、全頭が一度に用を足すという珍しい習性を持つ。
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