無人島で12匹の犬と暮らすジフンさん、雨水を溜めて食器を洗う理由
無人島テグァンイドで12匹の犬と共に暮らすジフンさんが、犬たちが自由に走り回れる環境を守るために選んだ無人島生活の過酷な日常と、雨水を利用した生活の知恵が紹介されています。
巨済(コジェ)のトクポク港から船で15分ほど入った場所にあるハート型の無人島、テグァンイドに、12匹の犬と共に暮らすジフンさんがいます。KBS動物TV:animal4uの映像によると、ジフンさんは愛犬たちが自由に走り回れる環境を提供するために、無人島での生活を選択しました。
妊娠した犬たちの責任を取るために始まった無人島生活
ジフンさんが無人島で12匹の大家族を率いることになったきっかけは、愛犬「カンスニ」から始まりました。かつて知人の農場でカンスニ、カムビョル、ヒンビョルの3匹と過ごしていた際、近所のオスの犬たちが柵を越えて入り込んできたことで、カンスニとヒンビョルが妊娠してしまいました。2年前、カンスニが8匹の子を産んだことで、もはや農場で過ごすことが難しくなり、自然と無人島での生活が始まりました。
最初は、ヒンビョルが産んだ子犬たちに名前すら付けてあげられないほど、譲渡に出すことが心苦しく、そのまま留まることになりました。特にミックス犬で体が大きい子たちは、人々がなかなか引き取ろうとしないため、譲渡を決めるのが容易ではありませんでした。ジフンさんは責任を感じ、子供たちに一つずつ名前を付けて、2年目となる現在も苦楽を共にしています。現在は12匹の犬がジフンさんと共に島に居住しています。映像の中の犬たちは、雪の上に黄色い点がポイントの子、片足だけに靴下を履いているような姿の子、勇猛な外見とは裏腹に甘えん坊なカンスニなど、それぞれが個性を発揮しながら島の生活に適応しています。
背負子で水を運び、雨水で食器を洗う過酷な日常
無人島での生活は、陸地とは異なり、すべての資源を直接調達しなければならない過酷な過程の連続です。ジフンさんは、陸地から船で運んできたミネラルウォーターと餌を磯の岩場の倉庫に保管し、急な坂道を登る際には背負子(しょいこ)を利用して運びます。一日に5、6回も重い水ボトルを背負って昇り降りする作業は、まるで「地獄の訓練」のようです。ジフンさんはキャンプ用のシャワーバッグを活用して水を高く吊るし、家で使うようにするなど、独自の生活の知恵を発揮したりもします。
ジフンさんの住まいは、鉄の構造物を繋ぎ合わせて作った組立式のテント形式です。鉄の杭で基礎工事を行い、遮光ネットで日光を遮断したこの家には、寝室とキッチン、クローゼットまで備わっています。特に犬たちのために、階下には人工芝を敷いて「愛犬シェアハウス」のように整えており、犬たちには一匹ずつ個別のスペースを提供したりもしています。島では水が非常に貴重であるため、雨が降る日には雨水を溜める作業に集中します。ジフンさんは防水シートと石を使って雨受けを設置し、一晩で溜めた雨水を使用します。映像では、ジフンさんがこのようにして溜めた雨水を用い、台所用洗剤を使わず水とスポンジだけで食器を洗う節約精神も映し出されました。
不足する残高を補ってくれる愛犬たちのSNS映像
ワーキングホリデーや造船所での仕事で貯めたお金で始めた無人島生活は予想よりも長引き、次第に残高が底をつく状況に直面しました。ジフンさんは生計を立てるために、無人島の犬たちの日常を映像に収め、SNSで紹介し始めました。波風の絶えない島での生活と、犬たちの愛らしい姿を捉えた映像は、ファンの関心を集めました。
購読者たちの助けのおかげで、餌代の負担を減らすことができ、ファンが送ってくれる餌や間食は、12匹の大家族を育てる大きな力となっています。暴風雨でテントが飛ばされないか心配したり、激しい波が脅威となる日もありますが、ジフンさんはストーブをつけ、子供たちと共に温かい夜を過ごします。晴れ渡った朝には、犬たちと共に日光浴を楽しみながら一日を始めるジフンさんの無人島生活は、今日も続いています。
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